ビジネス・SNS

わたしが「プレスリリースライター」になるまで|葛藤と成長の記録

わたしが「プレスリリースライター」になるまで|葛藤と成長の記録
神奈川県 水谷 菜々子 わたしが「プレスリリースライター」になるまで|葛藤と成長の記録

あなたは「プレスリリース」を知っていますか?

プレスリリースとは「メディア向けの広報」のことで、イベント開催、新商品発売など、メディアが扱ってくれそうなニュースを記事として出すことです。

文章を書く仕事をしたいと思っていた私に勧められたのはこのプレスリリース記事でした。
最初は「プレスリリースってなに?」というところから始めましたが、今ではプレスリリース記事ライターとして活動することができています。

でも最初は思ったような文が書けず、悩んでいました。
そんな、私の葛藤の記録を、ご覧ください。

コラムとプレスリリースの“境界線”に立ちすくむ

水谷 菜々子

昔から本を読むのが好きで、文章を書くことも好きでした。
プレスリリースを書き始めたのは、在宅ワークを始めていくのに一番自分が武器になるのは文章だなと思っていて、そんな時にプレスリリースの執筆の仕事を勧めてもらったのがきっかけです。

昔から読んでいたのは小説がメインだったので、エッセイやコラムはすぐにかけました。

エッセイやコラムなら文体は自由に書けます。でもプレスリリースはメディア向けのニュースなのである程度の硬さも必要なものです。また、「プレスリリースならではの書き方」がはっきりしています。

その違いはわかっていても、どう書き分ければいいのかが自分の中で掴めませんでした。
書くたびに「情報しかない」「広告文に寄りすぎ」と言われ、正解が揺らぐたび最初からやり直しているような気分でした。

何記事目かを書いていた時、「そもそも書く目的が違いますので、書き直して下さい」と言われたことがありました。
文章を書くことが得意だった私は、かなり落ち込んだことを覚えています。

硬さの中に“体温”を残したい

水谷 菜々子

私が普段からめざしているのは、
「プレスリリースの中に、ほんの少しの感情を滲ませること」。
どんな文章にも思いがないと伝わりません。
だから完全に無機質な文章にはしたくありませんでした。
感情を入れすぎると広告文に寄りすぎてしまうことでメディア受けが悪くなる一方、感情が足りないと情報のみの文になってしまい、見応えがない文章になってしまいます。

メディアが「読みたい」と思える文は何なのか。

このプレスリリースで伝えたいことは何なのか。

ChatGPTなどのAIの力も借りつつ、少しずつ手探りで書き進めていきました。



「数字」が教えてくれたこと

水谷 菜々子

そうして一人でプレスリリースを書いていると、だんだんと何が正解なのかわからなくなってくることもありました。そんなときに見たのは、PV数と転載メディア数でした。

書いていくうちにPV数や転載メディア数が伸び始め、
「あ、いまの温度感は正しかったんだ」と少しずつ掴めてくるようになりました。
初稿でOKが出ることも増え、文章の“温度管理”が前よりはできるようになった気がしています。

コラムと違って文の形はしっかりあるけれど、その制約の中でいかに思いを伝えることができるのか。そして出した結果がはっきり数字として見える。
それがプレスリリースのおもしろさなのかな、と気づくことができました。

言葉が誰かの力になるとき、書いてよかったと思える瞬間に

水谷 菜々子

最近私がプレスリリースを書かせていただいた方から、こんなことをおっしゃっていただきました。
「あのデータから、このようなストーリーに仕上げて頂き感動しております。お願いして良かったです。」
「内容を拝見し、あまりにも丁寧に想いを汲み取っていただいていて胸が熱くなりました」

こうして誰かの役に立てた実感をもらえることが、私にとっては何よりのやりがいです。
結局数字でも実績でもなく、人の気持ちに触れた瞬間が、私が書く仕事を続けている理由なのかもしれません。

プレスリリースに興味を持ってくださった方へ

水谷 菜々子

実は、FEA全体のプレスリリースも、ありがたいことに私が担当させていただいています。
プロジェクトの背景や意図、なぜその活動をしているのか。表に出にくい“裏側の想い”を、できるだけ誠実に形にするよう心がけています。

プレスリリースというと、事務的で堅いイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、実際は「伝えるべき事実」と「そっと添える温度」のバランスをどう整えるかの作業で、書くたびに世界が少し広がるような感覚があります。

もし、「プレスリリースってどんな文章なんだろう」「事実の伝え方ってこういう世界なんだ」と少しでも興味を持っていただけたら、トップページからFEAのプレスリリースをのぞいてみてください。

関連記事

女性と年金制度設計 ―「長く生きる性」が背負うリスク構造―

ビジネス・SNS 2026年2月26日 12:06 41

女性と税制設計――再分配の再構築

ビジネス・SNS 2026年2月25日 11:12 82

回復したあと、どう社会とつながり直すか

ビジネス・SNS 2026年2月24日 11:40 106

支援のKPI——“善意”を制度に変える設計図

ビジネス・SNS 2026年2月21日 11:09 237

女性が権力を持つときの倫理

ビジネス・SNS 2026年2月20日 13:21 262

欲望を語れない社会で、恋愛は戦略を失う

ビジネス・SNS 2026年2月18日 11:13 361

女性の身体コストは“見えない経営損失”

ビジネス・SNS 2026年2月17日 11:48 366

恋愛と信用——“選べない関係性”の正体

ビジネス・SNS 2026年2月19日 11:38 392

壊れないキャリア設計の新常識

ビジネス・SNS 2026年2月16日 11:06 452

慢性痛は“自己管理不足”ではない ー見えない身体搾取の構造ー

ビジネス・SNS 2026年2月13日 13:52 519

支援を“交渉力”に変える時代

ビジネス・SNS 2026年2月12日 11:41 566

「それでも支援を信じられなくなった女性たちへ」 ― 希望の言葉が届かなくなった場所から考える ―

ビジネス・SNS 2026年2月9日 11:25 647

もう社会を変えたいと思えなくなった女性たちへ

ビジネス・SNS 2026年2月10日 11:47 661

支援されてきた女性が、誰かを追い詰めるとき ――当事者の“加害性”と無意識の再生産

ビジネス・SNS 2026年2月6日 13:58 797

支援はなぜ、人を追い詰めてしまうのか

ビジネス・SNS 2026年2月4日 11:19 824

回復した女性が社会に戻るとき、なぜ摩擦が生まれるのか

ビジネス・SNS 2026年2月5日 11:15 832

回復期の女性が「怠け者」に見える社会

ビジネス・SNS 2026年2月3日 11:23 879

女性はどこで「もう頑張れない身体」になるのか ― 感情ではなく“身体の限界値”から人生を設計し直す ―

ビジネス・SNS 2026年2月2日 12:00 946

賃金格差は“能力差”ではなく設計差で生まれる

ビジネス・SNS 2026年1月30日 12:04 1023