こんにちは、仁蓉まよです。
私は助産師として医療の現場に携わる一方、福祉事業や不動産コミュニティ運営などを通じて、地域と人をつなぐ仕組みづくりに取り組んできました。
近年、「地域コミュニティ」という言葉が改めて注目されていますが、これは単なる“居場所づくり”にとどまりません。とくに女性にとっては、人生戦略の一部となりうる“資産”なのです。
本稿では、地域コミュニティが女性の生き方・働き方・経済自立にどのような意味を持つのかを考えてみたいと思います。
コミュニティは“孤立”を防ぐセーフティーネット
現代社会において、孤独や孤立は大きな社会課題となっています。
結婚・出産・キャリア・介護──ライフイベントの中で、女性は大きな選択と変化に直面します。その際に「一人で抱え込まない場」があることは、精神的な安定に直結します。
地域コミュニティは、同じ立場や価値観を共有できる仲間とつながれる“セーフティーネット”であり、人生の変化点を支える重要な基盤なのです。
コミュニティは“情報とチャンス”のハブになる
単なる交流の場ではなく、地域コミュニティは「情報とチャンスの交差点」でもあります。
たとえば、子育て世代の女性が再就職の情報を得たり、起業を考える女性が仲間や顧客を見つけたりすることができる。
私自身、不動産コミュニティを通じて女性起業家や福祉事業者と出会い、協業が生まれていった経験があります。
つまりコミュニティは、“人との出会い”を介してキャリアや経済の可能性を広げる資産でもあるのです。
“共助型経済”を育む地域の力
地域コミュニティには、金銭的な利益だけでは測れない“経済的価値”があります。
障がいのある方の就労支援、シングルマザーの仕事紹介、高齢者の生活支援──これらはコミュニティを基盤とした「共助型経済」によって支えられています。
地域の中で「できること」を持ち寄り、循環させることで、小さくても持続可能な経済圏が生まれる。これこそが、女性が安心して生きられる社会の土台になるのです。
女性が地域コミュニティを“戦略的に選ぶ”時代へ
大切なのは、ただコミュニティに「所属する」ことではなく、「自分にとって必要なコミュニティを戦略的に選ぶ」ことです。
情報を得るため、仲間とつながるため、起業やキャリアの土台を築くため──目的に応じてコミュニティを選び、活用する。
そうした意識を持つことで、地域コミュニティは“居場所”から“資産”へと変わります。
女性が自由に生き方をデザインしていくためには、このような戦略的コミュニティ選びこそが欠かせないのです。
