こんにちは、仁蓉まよです。
私は助産師として医療現場に立ちながら、福祉事業の経営やファッションイベントの企画、企業のPR顧問など、多岐にわたる活動をしてきました。その中で痛感しているのは、「キャリア戦略」とは積み上げることだけでなく、“余白を持つこと”に価値があるという点です。
本稿では、女性が長い人生の中でキャリアを築き続けるために、なぜ余白が必要なのか、その理由と具体的な考え方をお伝えします。
キャリアは“直線”ではなく“曲線”
女性のキャリアは、ライフイベントによって大きく変化します。結婚・出産・介護・転居など、ライフステージが次々と訪れる中で、男性と同じ「直線型」のキャリア形成を前提にすると無理が生じてしまいます。
むしろ、曲線を描くように、柔軟に方向転換したり、一時的に休んだりしながらも、再び前進できる設計を持つことこそが持続可能なのです。
余白があるから「選択肢」が増える
キャリアに余白を残しておくことは、“選択肢を増やすこと”につながります。
余白がないスケジュールや働き方では、新しい学びを取り入れる時間も、出会いや挑戦を受け入れる余裕もありません。
逆に、余白があることで、突然の転機や予期せぬチャンスを柔軟に掴むことができるのです。これは婚活やライフプランにも共通しており、「すき間」がある人ほど、可能性を広げやすいと感じています。
「余白=無駄」ではなく「投資」
日本社会では、まだ「忙しい=充実している」という価値観が残っています。しかし実際には、余白を持つことは“自分への投資”なのです。
例えば、資格の勉強や健康管理、趣味やリフレッシュの時間は、一見すると直接的なキャリア成果には結びつかないかもしれません。けれども、それが次の飛躍のためのエネルギーや発想力の源になります。
女性のキャリア支援に求められる視点
行政や企業のキャリア支援においても、「余白を持つ設計」を前提にしてほしいと考えています。保育や介護のサポートだけでなく、働き方の選択肢を広げ、柔軟なキャリア再設計を可能にする制度があれば、女性はもっと主体的に自分の人生を描けます。
支援とは、“詰め込むこと”ではなく、“余白を守ること”でもあるのです。
