ギール
本日は下釜創さんにお話を伺っていきたいと思います。
創さん、よろしくお願いします。
下釜
よろしくお願いします。
ギール
多方面でご活躍中の創さんですが、「一体何をしている人なの?」というお声があちこちから上がってきておりますので、改めて創さんのことをお伺いできればと思っております。
まず、簡単に自己紹介をお願いできますか?
下釜
下釜創と申します。教育に関する事業の経営をしております。
ギール
ちなみに、「下釜」は珍しい名字かなと思うのですが、どこの出身なのですか?
下釜
長崎県諫早市の出身です。そこは下釜という名字がすごく多いですね。
ギール
なるほど。九州のご出身なのですね。
先程おっしゃっていた教育関係のお仕事ですが、昨年は出版もされましたよね。そのお話を伺っても良いですか?
下釜
ダイヤモンド社から副業に関する本を出させていただきました。副業というと、お金稼ぎのイメージを持っている方が多いのかなと思うのですが、この本はどちらかというと、「副業で自分のやりたいことを実現していく」というテーマで書きました。増刷もされ、海外からも翻訳のオファーをいただいているところです。
ギール
大反響ですね。
下釜
おかげさまで。ありがとうございます。
ギール
今のお仕事はどのような経緯で始められたのですか?
下釜
元々僕は自己肯定感がすごく低くて、人前で話すこともできないし、友達もいなかったですし、人と目を見て話すことも全くできない。そのような人生をずっと送っていたんですね。それが人生の8割ぐらいで、本当にお先真っ暗で夢も希望も一切なかったんです。ですが、それをどうにか変えたいと思って、様々な自己投資をして勉強をさせていただきました。
僕の最初の師匠でハーバード大学の優秀指導賞を受けた教授がいるのですが、その方にお会いしてから、人生が変わりましたね。
ただ、僕自身はそこで人生を大きく変えることができたのですが、自分の周りには、まだ全然人生が変わっていないとか、苦しんでいる方が多かったんです。なので、そういった方に希望を向けられるような事業をやっていこうと、教育の事業を始めました。
ギール
今の創さんを拝見しても、まさかそのような暗い過去があったとは想像もできないです。
先生との出会いで人生が変わったということですが、具体的なエピソードはありますか?
下釜
学生の時に、その師匠のもとで1年程、インターンのような形で学生団体に参加していました。当時から師匠が、大手企業や文科省、経産省などで研修をされていたので、最初はそのサポートをしていました。
あとは、学生団体には30人程の学生さんがいたのですが、そこで200人規模のイベントを作ることになり、その代表を僕が務めさせていただきました。2日間かけて就活の支援をするイベントだったのですが、2日間を終えたあと、参加した学生さんに「本当にこのイベントで人生が変わりました」という感想をたくさんいただいたんです。
その時に、「僕はこれまで、何のために生きているのかも全く分からなかったけれど、本当に頑張れば人の人生のためになる場を作ることができるんだ」と、すごく衝撃を受けました。それが2011年ですね。この時に僕は、人生の理念として「人の人生のターニングポイントとなる場や機会を作る」と決めて、それが僕の人生のビジョンになりました。それまでは、人生をどうしていいか分からない状況だったのですが、僕の中の大きな軸が決まってからは、一気に変化していきました。