土岐
今日はよろしくお願いします。
初めに真綺さんの起業のきっかけ、決意した瞬間があれば教えてください。
神谷
私がシングルマザーになったのは娘が3歳の時で、子供と一緒にいる時間が欲しい、天井のない働き方がしたいと思っていました。
それを探していましたが全く見つからなくて、起業を決意しました。
シングルマザーになっていなかったら、起業を決意したかわからないです。
フルタイムで仕事をしていると、子供ともっと一緒にいれたらいいなと思うことが多くて、起業に進みました。
土岐
フルタイムでは、どんなお仕事をされていたんですか?
神谷
結婚するまで、英語を使った弁護士さんの海外秘書や、ホテル関係者などにおもてなしの英会話を教えることをしていました。
結婚してからは専業主婦になりましたが、それが苦しかったんです。
子供と家を出たときから、フルタイムで英語翻訳の仕事をしていました。
家を出てから1年間ぐらいは離婚調停中だったのですが、当時働き方をすごく探していて、100人ぐらいの起業コンサルタントのメルマガを読んでいました。
そこから子供との時間を大切に尊重してくださるような方を絞っていき、離婚して2週間後には起業コンサルの方の元を訪れました。
土岐
行動が早いですね。
そこからの起業は順調でしたか?
神谷
そこから1年はフルタイムと起業準備のダブルワークで、本当に忙しくてキツかった時期です。そこを通らないとできないと思い、ダブルワークを10ヶ月してから起業一本の道を選択しました。
覚悟を決めて始めたので、眠れなくてキツかったのですが、その時期があったから今があると思います。
土岐
素晴らしいですね。今はどんな事業をされているのですか?
神谷
親子英会話のビジネスをスタートしました。
自分の働き方を変えたいし、娘の未来にもつながる仕事をしたいと思うと、子供に手渡したい英語教育やコミュニケーションを学べる環境がなかったからです。
そこから8年間、娘が小学校を卒業するまで続けました。
そこから自分が本当のビジョンとしてやりたいのは、親子だけではなく「英語」という言語を活用し、心を繋ぐコミュニケーションを日本中、世界中に届けていくことだと気づきました。対話でバリアフリーな世界を作りたい、人と人とを繋ぐ橋渡しをしたいと思い、今は事業の幅を広げているところです。
土岐
素晴らしいですね。
真綺さんの事業がうまくいった先に、何を達成したいですか?
神谷
心や言葉に壁がなく、リミットレスにコミュニケーションを楽しめる世界を作りたいです。
人と話ができないことで夢を諦める、英語が使えないから諦めるのではなくて、話せて言語を超えて発信ができると、もっと世の中や人がつながっていく。
そうしたら鮮やかにVividに自分を生きられる人が増えていくと思います。