齋藤
今日はよろしくお願いします。
はじめに、起業のきっかけを教えてください。
阿部
元々歌を歌っていてユニット活動をしていましたが、ある時とてもいい曲ができて、「これで売れる!」と張り切っていたんです。
しかしファンがいないと人が集まらず、先に進めないんだと言うことに気付きました。
そこから独学でWEBの集客を学んだことが、最初のきっかけです。
いいものがあっても無人島では売れないのです。
齋藤
起業する前のキャリアや経歴はどのようなものでしたか?
阿部
私は高校から声楽をしていて、そこからシンガーとしてずっと活動をしていました。そこからパソコンに向かってWEBの集客を学び続けて、フリーでお仕事をしてきました。その後デザインを始めて、その時々で必要なことをしていきました。
齋藤
キャリアに寄り道がなく、ストレートだったのですね。
阿部
歌を大学生時代に始めていたし、普通の就職をして働く選択肢がなかったんです。
唯一派遣でしていたクレジットカードの勧誘は、短時間で魅力を伝えて契約してもらうコミュニケーションやセールスの勉強になりました。
町のイケメンに勧誘として声をかけることができたのも面白かったですね。
起業をすると突然の思いもよらない展開があるものですが、それにもあまり動じないのは、多分私がLIVEをやってきたからだと思います。
多いときは月に10本ほど、多種多様な場所でやっていたんですよ。
ある時はビール瓶の箱の上をステージにしたり、何千人のステージで歌ったり、動じずにその時のベストをやっていく感覚でしたね。