仁蓉
今日は徳田さんに来ていただきました。よろしくお願いします。
初めに、自己紹介をお願いしてもよろしいですか?
徳田
德田香織です。KAORI WONGという名前で宝石商をしています。都内で店舗を持たず、オンラインやWELCOME! SALONというイベントを行って宝石をご紹介しています。
私自身は日本人ですが、どんな時も仕事を応援してくれる外国人夫に敬意を表して活動名としてWONGと名乗っています。
比類のなき宝石の魅力を世界に伝える|徳田香織 -目次-
仁蓉
いつも素敵な宝石をインスタグラムで拝見しています。
起業のきっかけはなんだったのですか?
徳田
昔からジュエリーや美しいものを仕事にしたいと思っていましたが、「私はそんな仕事をしてはならない」という自分への制限があり、総合商社や外資でインフラ系の仕事をしていました。ですが2022年に経営者塾に入り、産後初めてパリに行って、「やっぱりジュエリーを仕事にしたい」と思ったんです。
2017年に長女を出産した頃も独立願望があり、’'’家で出来る仕事’’ということで個人事業主として独立はしていましたがその仕事を辞め、宝石商として仕事をすることを決めました。2022年の7月にジュエリーの仕事をすると決意して、11月頭には会社を作りました。
仁蓉
女性は気軽なところからでも「起業してみる」という経験が大事ですよね。
ライフスタイルも変化していきますからね。
徳田
私も初めはお客さんも仕入れ先もない、完全な0からのスタートでした。
初めはフランスで見つけたファッション的なアクセサリーを販売していたんです。
最初から100点の事業ではなくても、少しずつ進めていくのが大事ですね。
仁蓉
本当ですね。
それでは宝石をSNSで売ることや、事業内容について教えてください。
徳田
ブランドジュエリーは商品が主体ですが、私はお客さまのご希望に合うものを、かかりつけ医のように提案していくのが宝石商だと思っています。
カラーストーンやダイヤモンドのジュエリーをSNSでご紹介したり、お客さまのご要望やライフスタイルに合った宝石をお一人お一人に合わせてご提案しています。
仁蓉
発信を見ていると、宝石を愛し、誇りを持っているのが伝わります。
この仕事で成し遂げたいこと、やっていきたいことはありますか?
徳田
ジュエリーはお守りのようだと思っていて、見るたびに買った時の気持ちを思い出したり、女性の背中を押してくれる大切な存在です。
今後は日本で作られたジュエリーたちを、海外向けにも販売もしていきたいと思っています。
仁蓉
私も宝石図鑑を買うくらい、好きなものでもあります。
結婚指輪を見ていて知ったのですが、ジュエリーブランドと宝石屋さんは違うので、宝石単品ですと低価格で買うことができますよね。
香織さんからは良心的で間違いのないものを買えると思っています。
宝石の資産価値なども教えてくれたりはするのでしょうか?
徳田
宝石では目利きが大事になるので、それも宝石商のメリットですね。
お客様によってお好みが異なり、感性で選ばれる方や資産価値を考えて選ばれる方、それぞれです。資産価値を重視される方も全力でサポート致します。
仁蓉
FEAの取り組みについては、想いやメッセージはありますか?
徳田
実は、元々女性のコミュニティは苦手だったんです。
けれど最近はずっと’'’シスターフッド’'’という言葉に注目していて。私が助けてもらった分だけ次は私が手助けしたいと思っています。
女性にしか分からない悩みや体験はどうしてもあるので、それをお互いが自然にサポートしたいですね。
そうした価値観と響くものがあり、FEAの活動を応援しています。
そして発起人の4人のみなさんの経歴がすごくて、今後も注目しています。
仁蓉
みんなで力を合わせたら、すごいものができる可能性が無限にあると思います。
例えばFEAの中でやりたいことはありますか?
「宝石を愛でる会」といったものも良さそうですね。
徳田
そうですね、宝石関係のご相談があれば、いつでもお待ちしています。
そして私自身は、コロナ禍x産後うつを乗り越えて起業したので、そういった方にも参考になることがあれば嬉しいと思います。
仁蓉
自分も女性起業家の横のつながりやママ友が励みになりました。
仲間同士で助けられることがあればいいなというものが、まさにシスターフッドですね。
仁蓉
香織さんの人生において、今後の夢や目標などはありますか?
徳田
「世界を旅する宝石商」としてやっていきたいです。
そして2024年は、「私と私に関わってくださる方を豊かに&幸せに」がテーマです。
取引先も、お客様も、私もハッピーになっていきたいですね。
長期的には世界を旅して、仕入れ先や産地に行って様子を伝えたいですし、日本の比類ない宝石を海外でご紹介して、華やかな世界の様子もお伝えしていきたいと思います。
昨年はスリランカの鉱山に行って土まみれになりましたが、それも面白かったです。
仁蓉
両極端のところが素敵ですね。
ぜひみなさんも、香織さんのSNSを見てみてください。
今日はお忙しい中、インタビューをありがとうございました。
徳田
ありがとうございました。