目次
古森:
まず簡単に、自己紹介をお願いいたします。
石山:
起業の手続きや補助金申請のコンサルタントをしながら、旅行会社の経営もしております。石山すみえと申します。最近では、ニックネームで「すみエール」とも呼ばれています。
人生の舵を自分で握る決意。補助金コンサルと旅行業、2つのルーツ
古森:
現在のお仕事に就かれたきっかけや、前職から今のお仕事へどのようにつながっていったのかを教えてください。
石山:
まず、起業と補助金コンサルタントに関しては、私自身がシングルマザーで、会社員生活に疲弊していたことが大きかったです。「自分の人生を自分で舵取りしたい」と思い、起業を決意しました。その時に補助金制度を知って、自分自身も補助金申請をしたんです。「返済不要で、起業時に使える制度があるんだ」と、すごく驚きました。
また、行政書士の資格を持っていたので、コロナ禍で苦境に立たされていた飲食店や事業者の方々に、支援金や補助金の情報をお伝えしたところ、すごく喜んでくださったんです。その経験から、「これは自分の仕事としてやっていきたい」と思い、会社員を辞めました。
そこから約5年間、補助金活用講座を主催し、これまでに370名以上の起業家に対して、補助金申請書の作成支援を実施してきました。受講生の90%以上が補助金を獲得しています。
旅行業については、もともと新卒で旅行会社に入社し、海外ツアーコンダクターとして働いていた経験が原点にあります。私自身も旅が大好きですし、「旅を通して誰かの人生を豊かにするお手伝いができれば」という思いをずっと持っていました。
そして、補助金コンサル事業が順調になってきた2024年に、その長年の思いを形にするため、旅行会社を立ち上げました。現在は、インバウンド・アウトバウンド双方の企画や手配、アテンドなどをしています。
古森:
補助金って世の中にいろいろありますが、書類も本当に難しくて、「何から始めたらいいんだろう?」と止まってしまう方も多いですよね。
シングルマザーの方の中にも、起業を考える方は結構いらっしゃると思うので、そういう時に相談できる方がいるのは、すごく心強いと思います。
石山:ありがとうございます。
やりたいことを諦めないために。補助金で起業の一歩を支えたい
古森:
今のお仕事について、どのような想いで取り組まれているのでしょうか?
また、どんなことを大切にされていますか?
石山:
先ほどもお話ししたように、まだまだ補助金制度を知らない方や、「難しそう」と感じている方が多いんです。でも、起業初期にかかる経費に使える補助金制度があると知るだけで、諦めていた起業やビジネスに挑戦できる方もたくさんいると思うんです。そうした制度をうまく活用できるように、お手伝いができればと思っています。
また、「お金の不安はある。でも、自由な時間も欲しい」という女性に対して、起業の始め方や補助金の活用を通して、自由な時間と収入を得る方法をお伝えしていきたいです。
そこに旅行事業を掛け合わせながら、旅を通して人生の楽しみ方も一緒に広げていけたらと思っています。
そうすることで、時間とお金の心配をすることなく、パソコン1つで働きながら旅に行けたり、人生の選択肢を広げられる女性が、もっと増えていくのではないかと思っています。
古森:
やりたいことがあっても、お金の部分で諦めてしまう方って、本当に多いですよね。
石山:
そうですね。補助金活用以前に、「起業ってどうしたらいいの?」と、開業届を出すところで止まっている方も結構多いんです。でも実際は、開業届って紙一枚なんですよね。
まずは覚悟を決めて、開業届を出す。本当に本気で人生を変えたい方の背中を押せたらと思っています。
岩手・八幡平で女性起業家交流会を開催。FEAで広がるつながりの輪
古森:
FEAのイベントに参加されたことはありますか?
石山:
はい。一番最初の立ち上げイベントにも参加しましたし、2024年には、主要メンバーの方々をお招きして、岩手県八幡平で女性起業家交流会を企画・運営させていただきました。
なので、イベントに参加するだけでなく、自分自身でも女性起業家交流会を開催させていただいた経験があります。
古森:
女性起業家が増える中で、今の環境についてはどのように感じられていますか?
石山:
コロナ禍を経て、地方でもオンラインで自由に働ける環境が広がり、起業する女性はかなり増えたと思います。一方で、SNS疲れだったり、オンラインで頑張っていても売上や集客につながらないという悩みを持つ方も多いですよね。
そんな中で、FEAの皆さんは「しなやかに稼ぐ」という生き方を見せてくださっていると思いますし、学び合いながら人生を豊かにしていくコミュニティだと感じています。女性がもっと活躍できる環境づくりをされている、素敵なコミュニティだと思っています。
人生を楽しめる女性を増やしたい。17年の会社員生活を経て見つけた後悔しない生き方
古森:
今後チャレンジしたいことはありますか?
石山:
私は17年間会社員として働きながら、ワンオペ育児もしてきました。本当に無理や我慢を重ねてきた日々でした。でも起業して、「もっと軽やかな働き方、生き方があったんだ」と気づいたんです。
なので今後は、時間とお金にゆとりを持ちながら、人生を楽しめる女性を増やしていきたいです。そして、一緒に旅を楽しめる仲間やコミュニティも作っていきたいと思っています。さらに、女性が活躍して得た豊かさを、社会貢献活動などへ還元していけるような循環も作っていきたいですね。
古森:
17年間会社員として働いてこられた中で、起業するときはかなりエネルギーが必要だったのではないですか?
石山:
そうですね。不安もありましたし、「本当に娘を育てていけるのかな」という気持ちもありました。でも、それ以上に「このまま人生を終わらせたくない」という気持ちの方が強かったんです。
私は失敗したくなかったので、起業塾を3つ掛け持ちして、失業保険ももらわず、勢いをつけて飛び込みました。「もう後戻りできない」というエネルギーを、「自分で稼いでいく力」に変えていった感じですね。
古森:
会社員を辞めて起業したいけれど、不安を感じている方へメッセージを送るとしたら、どんな言葉をかけますか?
石山:
私もいきなり会社員を辞めたわけではなく、2年間は副業をしていました。最初は結婚相談所を開業して、学びながら「本当に起業して大丈夫か」を見極めていたんです。
なので、最初は副業からでも全然いいと思います。スモールステップで経験を積みながら、自分の強みを見つけて、自分にできるビジネスを積み上げていけばいいと思っています。
古森:
お話を聞いているだけでも、石山さんのエネルギーがすごく伝わってきます。
石山:
ありがとうございます。
でも本当に、「決めたら後戻りできない」という覚悟でやってきました。自分ビジネスって、会社が守ってくれるわけではないので、自分を信じるしかないんですよね。
「自分がやってきたことは、誰かの役に立つ」と信じて、決めて、行動する。それしかないと思っています。
古森:
最後に、これだけは伝えたいということはありますか?
石山:
人生は一度きりなので、「この人生でよかった」と思える生き方をしてほしいと思っています。私自身、6年前までは毎日時間とお金の心配で疲弊し、自分のことは後回しにしていたシングルマザーでした。それが今では、年商8桁を維持できるようになり、昨年は6回も海外旅行へ行くことができました。
どんな方にも魅力や強みがありますし、それがビジネスにつながる可能性があります。ぜひ自分の可能性を狭めず、チャレンジしていただけたら嬉しいです。
