目次
古森:
インタビューを担当します、古森です。
まずはじめに、自己紹介をお願いいたします。
井川:
井川愛理と申します。
現在は大阪と東京を拠点に、一人ひとりの骨格に合わせた「骨格メイクレッスン」を行っています。
あわせて、自社で開発した専用AIをもとに、ビジネスを仕組み化していくためのオンラインサロンを運営しています。
自分が動き続ける働き方から、仕組みで回る事業へ。サロン立ち上げのきっかけ
古森:
メイクレッスンとオンラインサロン、一見すると異なるジャンルのようにも思えますが、それぞれどのような方が来られるのでしょうか?
井川:
メイクレッスンは、主に婚活女性に向けた「婚活メイク」が中心です。
一方で、オンラインサロンは、エステサロンなどの美容オーナーさんや、オンラインでビジネスをされている方が多いですね。「年商1,000万円の壁」をなかなか越えられない方や、これから起業をしたい方など、現在56名ほどが在籍しています。
古森:
オンラインサロンでは、具体的にどのようなことが学べるのですか?
井川:
マーケティング、財務、仕組み化、AIなど、ビジネスに必要な内容をカリキュラムに沿って網羅的に学べる、仕組み化専門のオンライン大学のようなイメージです。
特徴的なのは、私自身が登壇して教えるのではなく、毎週水曜日に外部からそれぞれの分野の専門家をお呼びして講義をしていただいている点です。私は全体のプラットフォームと仕組みを作る側です。
古森:
井川さんご自身が現場に立ち続けなくても、収益が生まれる形を作られているのですね。
井川:
そうですね。メイン事業であるメイクレッスンや自社商品の開発・販売は、どうしても私が現場に立つ必要があります。だからこそ、もう一方の事業では、自分が動かなくても回る仕組みを意識して作っています。
古森:
その仕組み化サロンを始められたきっかけは何だったのでしょうか?
井川:
もともと私自身のメイクレッスンに、毎月100人ほどのお客様が来てくださっていたんです。本当にありがたいことなのですが、メイクレッスンに加えて、ファッションやマインドのサポートもしていたので、だんだん自分一人では手が回らなくなってしまいました。
また、一対一でもグループ講座でも、自分が動く形では売上の上限が決まってしまいます。そこで、「これを全部仕組み化しよう」と思ったのが始まりです。
最初は、私の代わりに現場をお任せできる門下生を育て、役割を分担しながら事業を回せる体制を作りました。その結果、私自身はすごく楽になったんです。
すると今度は、周りの起業家仲間から「どうやって仕組み化したの?」と相談されることが増えました。最初は無料でビジネス相談に乗っていたのですが、2年ほど続けるうちに相談件数がかなり増えてきて。それなら一度、きちんと形にしてみようと思い、今のようなオンラインサロンを立ち上げました。
古森:
ご自身の経験が、今の仕組み化サロンにつながっているのですね。
実際に仕組み化していく中で、不安に感じたことはありましたか?
井川:
もちろん不安はありました。
ただ、最初から「長く一緒にやっていく仲間を育てる」という目的を持って講座を募集していたので、不安よりも仲間を育てる意識の方が大きかったですね。
とはいえ、門下生が育つまでには1年ほどかかりました。
この経験から、「人を育てて事業を回していくには時間がかかるし、再現性を持たせるのは難しい」と痛感したんです。
だからこそ、現在のオンラインサロンでは、最初から人を育てなくても回る仕組みを、設計段階から構築しました。今はそのノウハウを、生徒さんたちにお伝えしています。
古森:
オンラインサロンを運営される中で、感じていることを教えてください。
井川:
皆さん、「今の自分にどんな学びが必要なのか」が分からないまま、良さそうだと思った講座やサービスを購入されているケースが多いと感じています。
ですが、ビジネスには進めるべき流れがあります。マーケティング、財務、仕組み化、AIなど、どこが足りていないのかを知り、必要な順番で学ぶことが大切なんです。
だからこのサロンでは、その時々で必要なテーマに合わせて、専門家の先生をお呼びしています。サロン生さんからも「ここを教えてほしい」という声が出てくるので、それに合わせてカリキュラムを組んでいます。
月額11,000円で、さまざまな専門家の授業を受けられるようにしているので、講座代の負担もかなり減らせていると思います。一つの講座に入るだけでも、100万円単位でかかることがありますから。
古森:
月額11,000円で専門家の方から学べるのは、かなり大きいですね。
井川:
そうなんです。皆さんに喜んでいただけているのはありがたいですね。
このサロンでは、その時々で必要な学びを取り入れられることを大切にしています。もし「これしか教えない」とコンセプトをガチガチに固めてしまったら、時代の変化に対応できず、可能性が狭まってしまうと思うんです。
もう一つ大切にしているのは、コミュニティ内だけのマネタイズに依存しないことです。身内だけでビジネスを回そうとすると、数年で枯渇して回らなくなってしまうことがあります。そのようなコミュニティを、これまでたくさん見てきました。だからこそ、うちのサロンでは外部集客の方法を学べる専門家の先生にも入っていただいています。
ただ、外部集客だけに頼るビジネスモデルも長続きしません。そこだけに依存しないよう、リピートにつながる商品設計までトータルで学べる環境を整えています。
外から集客し、中でしっかりリピートしていただく。この両輪があるからこそ、結果的にサロンのメンバーが市場でしっかり勝てる仕組みになってきたと感じています。
売上の数字よりも、日常の幸せを。自分らしく続けられる働き方へ
古森:
井川さんがメイクレッスンやオンラインサロンを通して、大切にされている想いをお聞かせください。
井川:
人の人生が変わるきっかけを作ること。それが、私の中で一番大切にしている想いです。私や私のサービスを通して、「もっと楽しく前向きに生きていこう」と思えるような活力を届けられたらいいなと思っています。
古森:
素晴らしいですね。
実際に、お客様からいただいて嬉しかった言葉や印象に残っているエピソードはありますか?
井川:
メイクレッスンでは、10〜15年ほど婚活をされていたお客様が、レッスンに来られてからわずか3か月でご結婚されたことがありました。「もっと早く出会いたかったです」と言っていただけたときは、本当に嬉しかったですね。
古森:
まさに人生が変わった瞬間ですね。オンラインサロンの方ではいかがですか?
井川:
起業塾のような場所だと、どうしても「月商〇〇万円」「億を目指す」といった、売上を競う空気になりがちですよね。ですが、他人と比べてしんどくなったり、起業によって家庭や日常のバランスが崩れてしまったりしたら、本末転倒だと思うんです。
だから私は生徒さんに、「売上の数字よりも、自分の商品やサービスを通して、お客様が変わってくれたことを喜ぼう」「日常の幸せをちゃんと感じながら仕事をしよう」と伝えています。
計画通りに動くのが苦手だった生徒さんが、「楽しくビジネスができています」「家族との時間が作れて、生活のバランスが整いました」と言ってくださるのが、私にとって何よりのやりがいです。自分のお客様を大切にしている姿を見るのも、すごく嬉しいですね。
古森:
売上だけではなく、日常の幸せやお客様への想いを大切にするコンセプトが、井川さんの事業の魅力につながっているのですね。
FEAだから出会える、業界を越えた視点とビジネスの刺激
古森:
FEAに参加されたきっかけを教えてください。
井川:
主宰の仁蓉まよさんには以前から大変お世話になっており、まよさんからお声がけいただいたのがきっかけで参加しました。
古森:
実際に参加してみて、現在の女性起業家を取り巻く環境について感じることはありますか?
井川:
女性起業家の業界は、どうしても入ってくる情報や価値観が似てきてしまうことがあると思うんです。そうすると、サービスの作り方やローンチの方法も似てきますし、売れている人のノウハウをみんなが真似し始めると、結局売れにくくなってしまう。
だからこそ私は、これまで「みんなと逆に行こう」というスタンスで動いてきました。
ですがFEAには、本当にいろいろな方がいらっしゃいます。実業をされている方もいれば、これまで関わったことのない業界の方もいて、そこがすごく面白いんです。
「リールの再生回数をどう上げるか」「講座をどう売るか」「ローンチをどうするか」といった話から、企業案件や会社との関わり方まで、幅広い話を聞ける。
そうした話を自分のサービスにも活かせるところが、他にはない魅力だなと感じています。
古森:
これからFEAに参加したい方や、すでに参加されている方へメッセージをお願いします。
井川:
ぜひリアルに足を運んで、自分から関わりに行ってほしいです。私自身、リアルでお会いしたことで、皆さんとお話しする機会がありました。オンラインで見ているだけよりも、実際に会って話した方が、得られるものは大きいと思います。
仁蓉まよさん、ギール里映さん、土岐あいさんの3人は本当に素敵な方々で、お話しするだけで自分の価値観がガラリと変わります。参加されているメンバーも魅力的な方ばかりなので、ぜひご自身から繋がりをつくりに行ってほしいですね。
コスメを通じて「日本の水源を守る」循環をつくりたい
古森:
最後に、今後の目標やチャレンジしていきたいことをお聞かせください。
井川:
今後は、現在開発しているアイクリームやファンデーションといった自社商品を通じて、日本の水源を守る活動に取り組んでいきたいと考えています。
商品を購入していただくと、その利益の一部が里山や水源の保全活動に寄付されるような仕組みを作りたいんです。
古森:
美しくなるためのコスメが、環境保全につながるのですね。
井川:
はい。今、日本の水源や里山は少しずつ厳しい状況になっていると感じています。
日本にはもともと、自然を大切にし、きれいな水を次の世代に残していく考え方がありました。ですが現代では、それを守り、再生していくための資金や仕組みが十分に回っていないのが現状です。
だからこそ、事業の利益の一部を、日本の水や自然を守る活動に回していけたらいいなと思っています。ゆくゆくは、環境保全につながるコスメブランドとして展開していきたいです。
古森:
とても素敵なビジョンですね。
メイクや仕組み化を通して人の人生や働き方を前向きに変えながら、環境を守る活動にもつなげていく。これからの展開がとても楽しみです。
本日は貴重なお話をありがとうございました。
