目次
古森:
本日インタビューを担当させていただきます、古森です。よろしくお願いいたします。
まず簡単に、自己紹介をお願いできますか。
栗山:
一般社団法人 日本マインドブロックバスター協会の代表理事をしております、栗山葉湖と申します。「3分で1個、心のブロック解除を行う」というマインドブロックバスターを2009年に創業し、今年で16年になります。
20年の教員生活から転身。趣味から始まった、マインドブロックバスター誕生のきっかけ
栗山:
現在は神奈川県横浜市に住んでおりますが、もともとは横浜市で20年間、教員をしていました。その後、「マインドブロックバスター」という心のセラピー技法を生み出し、自ら実践を始め、現在はインストラクター制度として全国に広めています。今では養成講座の卒業生も1万人を超え、多くの方に活動いただいています。
古森:
もともとは先生でいらっしゃったんですね。優しそうな雰囲気が、先生をされていた頃の名残なのかなと思いました。
現在は、どのような方をサポートされているのでしょうか?
栗山:
心のブロック解除という考え方自体が、比較的新しいものでもあるので、学びの入口として来られるというよりは、自己啓発やコーチング、スピリチュアル、占いなど、さまざまな心の学びを経験された方が、「こういう切り口もあるんだ」と興味を持って来てくださるケースが多いですね。
お客様の幅は本当に広くて、一般の主婦の方や会社員の方もいれば、心理業界で活動されているプロの方もいらっしゃいます。特に最近は、個人起業家の女性が増えていて、「事業をもっと拡大したい」「事業を進める中での悩みを解決したい」といったご相談も多いです。
年代としては、40代後半から60代の女性が中心ですね。
古森:
そうなんですね。
現在は、教える立場、サポートする立場として活動されていますが、このお仕事を始めるきっかけは何だったのでしょうか?
栗山:
教員時代から、カウンセリング自体には興味があって、学校の先生向けの研修などで学んではいました。
ただ、今の仕事につながるようなスピリチュアルやヒーリングに出会ったのは、特別支援学校へ異動した頃です。そこで一緒に働いていた同世代の先生が、休日にヨガやヒーリングをされていて、その先生をきっかけに、そういった世界を教えてもらいました。
その頃は、末っ子が小学校3年生で、少し手が離れてきたこともあり、自分も「学校の先生や母親以外の世界を持ちたい」と思っていた時期だったんです。
最初は完全に趣味でしたが、だんだんのめり込んでいったという感じですね。
古森:
趣味から始まったものが、今ではしっかりお仕事になっているんですね。
栗山:
そうですね。 心のブロック解除というものが、本当に人生を変える方法なんだと、自分自身が実感しているんです。だからこそ、身をもって伝えられるという強みはあると思います。
古森:
ご自身の経験から伝えられる言葉には、説得力がありますね。
栗山:
ありがとうございます。
頑張り続ける心に届けたい、ブロック解除という選択肢
古森:
現在の事業について、もう少し詳しくお伺いします。どのような想いで取り組まれているのでしょうか?
栗山:
私たちは医療分野ではないので、うつ病など、本格的な医療が必要になる段階より前の、「なんとか頑張っているけれど辛い」という方々に、この技法を知っていただきたいという想いがあります。
起業当初、日本では年間3万人もの方が自ら命を絶っている時代でした。それを少しでも減らしたいという想いがあって、「3年間で3万人のブロック解除」という目標を掲げてスタートしたんです。
現在も、軽いうつ状態や、何をやってもうまくいかず「自分なんてダメだ」と感じてしまうような状態、いわゆる学習性無力感をなくしたいという想いで活動しています。
古森:
「病院へ行くほどではないけれど辛い」という感覚って、多くの人が経験することですよね。そういう時に栗山さんの存在を知ることで、心が少しホッとする方も多いんじゃないかなと思います。
栗山:
私たちの手法は、根掘り葉掘り過去を聞くというより、「イメージを書き換える」という形で進めていくんです。
子どもの頃どうだったか、家庭環境がどうだったか……というところを深く掘り下げないので、取り組みやすいんですよね。それに、手法そのものが楽しいんです。
実は学校の先生って副業が禁止なんですが、こっそり続けているうちに、やめられなくなってしまって(笑) 最終的に「じゃあ、どうする?」となったときに、教員を辞めて起業する道を選びました。
古森:
そこまで夢中になれるものに出会えたって、すごいことですね。
今後さらに挑戦したいことはありますか?
栗山:
今、生涯を通じてうつを経験する人は、680万人以上いると言われています。ただ、この数字は、あくまで病院を受診した人の数です。病院へ行かずに耐えている人も含めると、実際には2000万人近くいるんじゃないかと思っています。
そう考えると、私一人では絶対に無理なんです。だからこそ、同じ志を持って活動してくれる人を増やしたい。マインドブロックバスターとして活動する人を育てていきたいと思っています。
FEAで広がる活動の場。自分らしい働き方ができる時代へ
古森:
FEAに参加されて、感じたことはありますか?
栗山:
私たちは創業2年目くらいから、癒し系イベントへの出店を全国で行ってきました。なので、3月に行われているFEAのイベントは、私たちにとっても活躍できる場だと感じています。
また、ギール里映さんとは長いお付き合いがあり、昨年・今年と対談ライブもさせていただきました。そのライブを見た方から「とても面白かった」と言っていただくことも多いです。私たちの活動を多くの方に知っていただくきっかけにもなっていて、本当にありがたく感じています。
古森:
ありがとうございます。そうやって活動の場として活用いただけているのは、私たちにとってもすごく励みになります。
女性起業家が増えている今、女性が働く環境について感じることはありますか?
栗山:
実はうちは、夫が13年間主夫をしています。
私たちの世代では、奥さんが働いて旦那さんが主夫という価値観は、まだ一般的ではありませんでした。
ですが今は、女性がメインで働き、男性が支える形もかなり増えてきたと思います。会社勤めでキャリアを積む方もいれば、自分の好きなことや得意なことを活かして、フリーランスや在宅で働く方も増えました。
価値観がすごく多様化して、働きやすい時代になってきたと感じています。
古森:
本当に、時代が大きく変わりましたよね。
栗山さんご夫婦は、その先をずっと前から進まれていたんですね。
栗山:
そうですね。
夫も教員だったのですが、職場のストレスで体調を崩したこともあり、「辞めてみたら?」と話したんです。結果的に役割を入れ替えたことで、夫婦関係はすごく良くなりました。
古森:
実体験が、今のお仕事にも夫婦関係にもつながっているんですね。
栗山:
はい、そう思います。
日常の中に、心のブロック解除が当たり前にある世界を作りたい
古森:
最後に、今後のビジョンを教えてください。
栗山:
今はまだ、私自身が前面に出て活動している状況ですが、今後は、私が少し後ろに下がれるくらい、インストラクターが活躍してくれる状態を作りたいです。
5人、10人と前に立って活動してくれる人が増えてくれたら嬉しいですね。
古森:
年齢や性別などは関係なく活動できるんですか?
栗山:
そうですね。実際、70代からスタートされた方もいました。75〜76歳から始めて、1年で年収1000万円規模まで活躍された方もいらっしゃいます。
現在は50代がボリュームゾーンで、40代後半から60代の女性が多いですね。
古森:
最後に、伝えておきたいことはありますか?
栗山:
心のことって、どうしても「しっかり学ばないといけない」「長い時間が必要」というイメージがあると思うんです。けれど、もっと生活の中に気軽に取り入れていいものだと思っています。本業は別にあってもいい。 日常の中に、ブロック解除が当たり前にある世界を作りたいんです。
AI時代になり、AIを活用する仕事はどんどん増えていくと思います。だからこそ私たちは、「人間にしかできないこと」を大切にしています。キャリアに迷っている方、人間としてどう生きていくか悩んでいる方に対して、役に立てる存在でありたいと思っています。
そして、日々の生活に疲れた時に、「3分で1個、心のブロック解除」を思い出してもらえたら嬉しいです。
古森:
本日は、ありがとうございました。
