目次
1年前と比べて、暮らしに「ゆとりが出てきた」。
そう答えた人は、4.8%でした。
20人に1人もいません。
「ゆとりがなくなってきた」は55.0%。日本銀行が、2026年の5月から6月にかけて全国の2,031人に聞いた結果です。
でも、私がいちばん「おっ」と思ったのは、その4.8%の人たちが挙げた理由のほうでした。
「物価が下がったから」は、0.0%。
ひとりもいない。
物価は、みんなの頭の上に同じように降ってきている。それなのに、ゆとりが出てきた人がいる。
……その人たちの側には、いったい何があったんでしょう。
ゆとりがない、と聞くと、反射的に浮かぶ言葉があります。
「節約が足りないんじゃない?」
「物価が上がったんだから、我慢するしかない」
私も最初は、ゆとりが出てきた4.8%は「やりくり上手な人たち」なんだろうな、と思っていました。
ところが、日銀の調査票を1問ずつめくっていったら、まるで違う景色が出てきたんです。
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ゆとりは、出ていくお金を削った側ではなく、入ってくるお金が増えた側に出ていた。
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TPSという在宅ワークのスクールを主宰する、株式会社エニシャの土岐あいです。人に仕事を頼んで、報酬をお支払いする側で働いて23年になります。
スクールの受講生さんと卒業生さんに、うちの会社が報酬としてお支払いしてきた額は、合わせて約6,000万円。
※金額は、私の会社から実際にお支払いしてきた概算です。
月にあと数万円、入ってくる道ができるだけで、暮らしの空気がふっと変わる。報酬を振り込む側にいると、そんな声が届くことがあります。
この記事では、日銀の「生活意識に関するアンケート調査」を読み込んで、こんなことを書いていきます。
・ゆとりがなくなった55.0%の人は、何に押されているのか
・「節約が足りない」は、数字で見ると本当なのか
・ゆとりが出てきた4.8%の側に、何があったのか
・お金のゆとりと、時間や気持ちのゆとりの関係
・節約を頑張る人ほど見落としやすい、家計の「入口」のこと
読んでほしいのは、ちゃんとやりくりしているのに、毎月なんだか苦しい人。値上げのニュースを見るたびに、ため息が出る人にも。
後半には、あなたの家計とスケジュールから「ゆとりの穴」を探す点検欄を置いています。
本編に入る前に、物価に振り回されにくい「入ってくるお金の道」を、在宅の仕事で持ってみたい方へ。
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1|ゆとりが出てきた人は、20人に1人もいない
1993年から続く、暮らしの体温計
日本銀行は1993年から、全国の20歳以上の人に、暮らしの実感を聞き続けています。景気や物価の統計とは別に、「生活している人がどう感じているか」をざっくりつかむための、世論調査のようなものです。
最新の第106回は、2026年5月7日から6月9日にかけて郵送で行われ、2,031人が答えました。
その中に、こんな質問があります。
「1年前と比べて、あなたの暮らし向きがどう変わったと感じますか」
答えは、こうでした。
・ゆとりが出てきた:4.8%
・どちらとも言えない:39.6%
・ゆとりがなくなってきた:55.0%
(出典:日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第106回<2026年6月調査>)」2026年7月16日公表)
3か月前の調査では、ゆとりが出てきたが5.8%、なくなってきたが53.4%。ちょっとだけ戻りかけていたのが、また押し返された形です。
1年前の2025年6月は、出てきたが3.8%、なくなってきたが61.0%でした。
いちばんマシだった回でも6.8%
「出てきた」から「なくなってきた」を引いた数字を、日銀は暮らし向きの指数にしています。今回はマイナス50.2ポイント。
郵送の調査になった2006年以降で、いちばんマシだったのは2021年9月のマイナス29.5。その回でさえ、ゆとりが出てきた人は6.8%でした。
「ゆとりが出てきた」と言える人は、ここ20年、ずっと少数派なんです。
ちなみに2,031人の4.8%は、ざっくり100人弱。全員を体育館に集めたら、ゆとり組はバスケットコートの片隅に収まってしまう人数です。
某グルメ漫画の主人公風につぶやくなら、「ゆとりが、減った」。
いや、お腹は減ってないんですけど、ゆとりは減ってるんですよ笑
2|ゆとりを減らした理由は、5年で入れ替わった
いまは9割以上が「物価」
じゃあ、ゆとりがなくなってきた55.0%の人は、何に押されているのか。
理由を聞いた結果(複数回答)は、こうです。
・物価が上がったから:92.6%
・給与や事業などの収入が減ったから:28.6%
・利子や配当などの収入が減ったから:4.5%
・扶養家族が増えたから:4.5%
(出典:日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第106回<2026年6月調査>)」2026年7月16日公表)
ほぼ全員が「物価」。
ここで、さっきの2021年9月の回も開いてみました。暮らし向きの指数が、いちばんマシだった回です。
ゆとりがなくなってきた人は36.3%。その理由は、「収入が減ったから」が62.0%で、「物価が上がったから」は45.0%でした。
(出典:日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第87回<2021年9月調査>)」2021年10月11日公表)
5年前、ゆとりを減らす理由の主役は「収入」だった。いまは「物価」。
主役が交代しているんです。
体感の物価は、1年で1割上がっている
同じ2026年6月の調査で、1年前と比べて物価が「かなり上がった」と答えた人は68.5%、「少し上がった」は26.8%。合わせて95.3%です。
何%くらい上がったと感じるかを数字で書いてもらうと、平均がプラス16.5%、真ん中の人でプラス10.0%でした。
物価が上がったと答えた人の86.2%は、それを「どちらかと言えば、困ったことだ」と答えています。
(出典:日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第106回<2026年6月調査>)」2026年7月16日公表)
一方で、世帯の収入は「変わらない」が54.5%、「増えた」は16.3%、「減った」は27.0%。
半分以上の人は、財布に入ってくる量が横ばい。なのに、同じカゴの中身が1割高い。そりゃあ、ゆとりは細ります。
そして物価は、ひとりの努力では動かせません。ここ、あとで効いてくるので覚えておいてください。
3|「節約が足りない」は本当?半分は、もう削っている
楽しみの支出は、とっくに削られていた
「ゆとりがないのは、節約が足りないから」。
これを確かめるのに、ちょうどいい質問がありました。1年前と比べて、支出をどうしているか。日常の支出と、趣味やレジャーの支出を分けて聞いています。
生活費や教育費などの日常的な支出は、「増やしている」が31.9%、「変えていない」が41.2%、「減らしている」が25.0%。
趣味やレジャーなど、選んで使う支出は、「増やしている」が7.5%、「変えていない」が41.2%、「減らしている」が49.6%でした。
(出典:日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第106回<2026年6月調査>)」2026年7月16日公表)
ほぼ半分の人が、もう楽しみのお金を削っている。
日常の支出は、削りたくても値上げで勝手にふくらんでいく。だから、削れるところ、つまり楽しみのほうから削る。
数字の並びが、そのまま家計簿の悲鳴に見えてきます。
この先1年の支出も、「減らす」が41.8%。3か月前の37.0%から増えました。
節約が足りないどころか、みんなもう、かなり頑張っているんです。
削った先にあるのは、ゆとりの反対側
ここで、ちょっと意地悪な問いを立ててみます。
楽しみの支出を削り続けた先に、「ゆとりが出てきた」は待っているんでしょうか。
旅行をやめる。外食をやめる。習い事をやめる。浮いたお金は、たしかに残ります。でもそれって、ゆとりそのものを削って、数字を合わせている状態なんですよね。
私は、節約や管理をいくら頑張っても現実が変わらないときは、「守る」ほうにばかり力が入っていて、「増やす」発想が止まっていることが多いと感じています。
守ること自体は、ぜんぜん悪くない。ただ、守りだけでは点が入らない。
某バスケ漫画の名ゼリフを借りるなら、「節約は添えるだけ」。シュートを決めるのは、もう片方の手です笑
節約だけでゆとりを取り戻すのが難しい理由を、3つにまとめておきます。
①物価は、ひとりの節約より速く動く
②削りやすいのは楽しみの支出で、そこはゆとりそのもの
③削れる幅には底があるけれど、値上げはこちらの都合で止まってくれない
4|ゆとりが出てきた4.8%の側にあったもの
理由のトップは「入ってくるお金」
いよいよ、4.8%の人たちの話です。
ゆとりが出てきた理由を、複数選んでもらった結果がこちら。
・給与や事業などの収入が増えたから:56.1%
・不動産・株式などの資産の価格が上がったから:21.4%
・利子や配当などの収入が増えたから:19.4%
・扶養家族が減ったから:11.2%
・不動産の売却などの収入があったから:3.1%
・物価が下がったから:0.0%
・その他:19.4%
(出典:日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第106回<2026年6月調査>)」2026年7月16日公表)
半分以上が、働いて入ってくるお金が増えた人。
この「収入が増えたから」がトップなのは、今回だけじゃありません。2025年6月の回は59.7%、2026年3月の回は63.2%。毎回、いちばん上です。
正直に書いておくと、選択肢に「節約したから」はありません。「その他」の19.4%の中に、やりくりでゆとりを作った人もいるはずです。
それでも、上から順に並べると、ゆとりが出てきた人の答えは「入ってくる側」の話ばかり。そして「物価が下がった」は、0.0%。
物価が下がるのを待っていた人は、この4.8%の中にはいなかった、ということです。
節約を頑張る人ほど見落とす、家計の「入口」
ここまでの数字を、ひとことにまとめます。
節約を頑張る人ほど見落としやすいのは、家計の「入口」です。
家計には、お金が出ていく「出口」と、入ってくる「入口」があります。節約は、出口を細くする工夫。ゆとりが出てきた人の半分以上は、入口のほうが広がっていました。
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出口を絞るのは、もう限界。広げるなら、入口。
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入口が広がった人は、何が変わったのか
収入が「増えた」と答えた16.3%の人に、その理由も聞いています。
いちばん多いのは「定期支給額や基本給・時給が変化したから」で69.2%。「働き方(労働時間、職責等)が変わったから」が16.9%、「主な収入を得る仕事・手段が変わったから」が9.7%でした。
(出典:日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第106回<2026年6月調査>)」2026年7月16日公表)
時給が上がるのを待つだけじゃなく、働き方や、収入の手段そのものを変えた人もいる。
入口は、もらう額が増えるだけじゃなく、自分で増やすこともできるんです。
5|入口が1本増えると、暮らしの空気が変わる
一攫千金じゃなくていい
私が在宅の仕事をすすめるとき、いつも言っていることがあります。
一攫千金はないし、不労所得でもない。でも、顔を出さなくても、やった分だけ地味に堅実に自宅で稼げる。
「堅実に稼ぎたい」「今より経済的にゆとりのある生活がしたい」。そういう願いなら、人気者として前に出る働き方だけじゃなく、前に出る人を後ろで支える働き方という選択肢もあります。
派手さはゼロ。でも、物価のニュースに一喜一憂する日は、少し減ります。
在宅ワークを始めた方から届いた声
在宅ワークを始めた方からは、こんな声が届いています。
「月5万円の収入になって、家族で旅行に行けました!」
「“自分だけの時間”が持てるようになって、気持ちが楽に」
3章で見た数字を、思い出してください。ほぼ半分の人が、旅行やレジャーのお金を削っていました。
同じ時代に、入口を1本増やして、削られがちな「家族の旅行」を取り戻した人がいる。
「それ、うまくいった人の声だけ選んだんじゃないの?」。そうツッコミたくなる気持ちも分かります。
だから先に、日銀の100人弱の答えを見ました。ゆとりが出てきた人の半分以上は、働いて入るお金が増えた人。全国の答えと、目の前に届いた声が、同じ方向を指しているんです。
「物価が下がるのを待つ」より、「入口をどう広げるか」のほうが、自分で動かせる範囲は広い。
物価は動かせない。入口は、動かせる。
2章の最後で覚えておいてほしかったのは、この対比でした。
6|ゆとりは、お金だけじゃない
5人に1人は「休み」で支出を考えている
ここまでお金の話をしてきましたが、ゆとりはお金だけのものじゃありません。
同じ調査では、この先1年の支出を決めるときに何を重視するかも、複数回答でたずねています。
・今後の物価の動向:71.8%
・収入の増減:47.9%
・余暇・休暇の増減:20.4%
・興味のある商品・サービスの有無:19.7%
・貯蓄や株式、不動産など保有資産の増減:17.3%
(出典:日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第106回<2026年6月調査>)」2026年7月16日公表)
5人に1人は、「休みがどれだけあるか」でお金の使い方を考えている。
時間がなければ、お金があっても使えない。逆に、時間だけあっても、お金がなければ動けない。ゆとりって、両輪なんですよね。
子どもとの時間に必要だった4つのもの
娘たちと一緒に、食品サンプルを作る体験に行ったことがあります。
言い出したのは、工作やアートが好きな上の娘。オムライスとミートソースパスタのサンプルを作って、レンタル着物で浅草をめぐって、夫のはからいで下の娘の七五三もして。
あぁ可愛い、と思いながら、同時にしみじみ思いました。
子どもと楽しい時間を過ごすには、正直、お金もいるし、体力もいるし、時間と心の余裕もいる。
どれか1つだけでは、足りないんです。
時間・お金・モノの、3つのゆとり
年末に、来年の目標を考えていたときのこと。
家族も、パートナーも、スタッフさんも、クライアントさんも、受講生さんも大切。その大切な人を大切にできるだけの、時間的・経済的・物理的なゆとりを持てるようにしよう、と決めました。
ゆとりには、少なくとも3つあると思っています。
①時間のゆとり:予定と予定のあいだに、すき間がある
②お金のゆとり:入口と出口のあいだに、すき間がある
③モノと場所のゆとり:体と気持ちを休める場所に、すき間がある
どれか1つがゼロになると、ほかの2つも引っぱられて細っていく。お金を削るために時間を使い果たしたら、本末転倒なんですよね。
ゆとりはないけど、元気です
えらそうなことを書いていますが、私自身、ゆとりづくりは失敗の連続です。
夫と一緒にする仕事にも慣れて、ゴルフも楽しみながら余裕ができるかと思った年がありました。ふたを開けたら、1,000人規模のイベント運営、TPSの立ち上げ、初めての実店舗のプロデュースが重なって、結局、怒涛の1年。
某魔女アニメの主人公風に言うなら、「ゆとりはないけれど、私は元気です」。
……いや、元気なうちに気づこう、私笑
7|ゆとりの入口は、時間にもある
詰め込みすぎた後に気づいたこと
誕生日とその翌日の2日間、スタッフのみなさんが気をつかって、連絡を少なめにしてくれたことがありました。
それまでの私は、予定を詰め込みすぎていた。ぽかっと空いた2日間で、ゆとりも、計画を立てるための時間も、インプットも大事だなと、あらためて思い知りました。
予定がぎっしりだと、考える時間がなくなる。考える時間がないと、入口を広げる計画も立てられない。
時間のゆとりは、お金のゆとりの入口でもあるんです。
平日に、休みの日を作っていた
娘たちが7歳と4歳だったころ、土日は子どもと全力で過ごすので、平日よりハードでした。「ママ!見てて!」が同時多発する週末に、スマホを触るすきなんてありません笑
だから、平日の火曜日を、基本的に仕事を入れない日にしていました。プライベートの書類を片づけたり、先の予定を考えたり。疲れがたまっているときは、一日中漫画を読む「廃人デイ」にしたことも。
土日に仕事が入るときは、ベビーシッターさんに10時から17時までお願いする。子持ちの友だちを呼んで、子どもどうしで遊んでもらう。
時間のゆとりは、空くのを待つものじゃなく、先に予定表に書いておくものなんだと思います。
苦手は、人にお願いする
もうひとつ白状すると、私はタスク管理とスケジュール管理が、めっちゃ苦手です。
出版も、パーティーも、クライアントさんの仕事も、スクールも同時に進められているのは、ディレクターさんやスタッフさんが追いかけて管理してくれているから。私一人だったら、そのうち1つを進めるのがやっとだったと思います。
自分の苦手に時間を溶かすのをやめると、ゆとりが生まれる。そして、私が手放した仕事は、誰かの入口になる。
ゆとりって、ひとりで作るより、人と分け合ったほうが増えるのかもしれません。
8|あなたのゆとりを削っているのは何?
削っているのは、物価だけ?
ここまで、数字と、私の暮らしの話を書いてきました。最後は、あなたの番です。
物価は、たしかに重い。でも、あなたのゆとりを削っているのは、物価だけでしょうか。
「ゆとりがないのは、私のやりくりが下手だから」
「お金が足りないなら、楽しみを削るしかない」
「仕事は我慢するもの。我慢した分がお金になる」
その声、本当にあなたのものですか?
ゆとりを削る判断を、気づかないうちに誰かの「ふつう」に任せていないでしょうか。
見栄や流行、誰かの期待に使っているお金。誰かに頼めば済むのに、ひとりで抱えている時間。「これは私に本当に必要?」と一度も聞かずに続けている予定。
同じ日銀の調査で、5年後の暮らし向きが「良くなる」と答えた人は7.7%。「悪くなる」は36.5%でした。この先も、物価が勝手にゆとりを返してくれる見込みは、あまりなさそうです。
そのゆとり、誰のために削っていますか?
節約が好きで、それが気持ちいい人は、ぜひ続けてください。楽しみを減らしてでも貯めたい目標がある人も、それでいい。
ただ、削るか、広げるかを選ぶのは、物価でも世間でもなく、あなたであってほしいんです。
9|保存用:わたしの「ゆとり点検」シート
点数をつけるものではありません。思いついたものから、書いてみてください。
・この1年で、ゆとりが減ったと感じた場面:
例:スーパーのレジで合計を見たとき、子どもの習い事を1つやめたとき
・最近削った「楽しみの支出」と、本当は残したかったもの:
例:月1回の外食、友だちとのランチ、年1回の家族旅行
・今の家計の入口(収入)の数:
例:パートの給与1本、夫の給与と私のパートで2本
・増やせそうな入口の候補:
例:在宅の事務サポート、得意な資料づくり、週末だけの仕事
・予定表に先に書いておきたい「空白の時間」:
例:毎週火曜の午前、月に1日の何もしない日
・人にお願いできそうな苦手なこと:
例:スケジュール管理、家の掃除、子どもの送り迎え
・「これは私に本当に必要?」と聞いてみたい支出や予定:
例:なんとなく続けているサブスク、断れずに入れている集まり
書き終えたら、3つ目と4つ目を並べてみてください。
入口が1本のままなら、出口をいくら絞っても、ゆとりは物価しだいです。
10|まとめ:出口より、入口から
1年前と比べて暮らしにゆとりが出てきた人は、4.8%。ゆとりがなくなってきた人は、55.0%。
ゆとりを減らした理由は92.6%が物価で、5年前の主役だった「収入が減った」から入れ替わっていました。
趣味やレジャーの支出は、もう49.6%が削っている。節約が足りないどころか、みんな精いっぱい守っています。
そして、ゆとりが出てきた人の理由のトップは、「給与や事業などの収入が増えたから」の56.1%。「物価が下がったから」は0.0%でした。
/
ゆとりは、待っていても戻らない。入口を広げた人のところに、出てくる。
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お金の入口、時間のすき間、人に頼れる関係。どれか1つ広げるだけでも、暮らしの空気は変わります。
家計の入口をもう1本、在宅の仕事で持ってみたい方へ。
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【出典】
・日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第106回<2026年6月調査>)」2026年7月16日公表(2026年5月7日〜6月9日調査、有効回答2,031人)
・日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第105回<2026年3月調査>)」2026年4月20日公表
・日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第102回<2025年6月調査>)」2025年7月14日公表
・日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第87回<2021年9月調査>)」2021年10月11日公表
