こんにちは、仁蓉まよです。
これまで私は医療や福祉、ファッションや起業など、さまざまな領域から「女性の人生戦略」を考えてきました。その中で近年ますます重要性を感じているのが「地域社会」というフィールドです。
都市部だけでなく、地方の中小企業や福祉施設、自治体のプロジェクトに関わると、女性たちが自らのキャリアを試し、社会との接点を広げる“実験場”としての可能性を強く感じます。
本稿では、地域社会における女性キャリアの意義と、その広がりが社会全体にもたらす価値についてお伝えします。
地域は「小さな挑戦」ができる場
大企業や都市の舞台に立つと、どうしても「成果」や「実績」が強く求められます。
一方、地域社会の場では、まだ制度化されていないニーズや小規模な活動が多く、女性たちがアイデアを形にする余地が大きいのです。
福祉施設での新しい働き方、イベントやマルシェでの出店、SNSを使った情報発信──これらは大きな収益につながらなくても、「自分のスキルを試す」「社会との接点を持つ」という大切な意味を持ちます。
キャリアは「役職」ではなく「役割」
私は助産師として医療現場に立ち、同時に企業や行政と関わる中で、女性キャリアの本質は「役職」ではなく「役割」であると確信しています。
地域社会で活動する女性たちは、役職名を持たずとも「母親たちの相談役」「高齢者の伴走者」「地域商品のストーリーテラー」として機能しています。
その役割は、本人にとっての自己効力感を高め、同時に地域にとっては欠かせない社会資源になるのです。
地域発のキャリアが社会を変える
地域社会で芽吹いた小さな挑戦は、やがて行政や企業との連携につながり、社会全体の仕組みを変えていきます。
たとえば、就労支援施設で女性たちが取り組んだ商品開発が百貨店イベントに展開される、地域の子育てサークルの活動が政策に取り入れられる──そんな事例を私は数多く見てきました。
つまり、地域社会は「キャリアを試す場」であると同時に、「社会を変える実験場」でもあるのです。
地域との関わりが女性の自由度を広げる
女性にとって「働き方の自由」とは、必ずしもフルタイムで働くことだけではありません。
家族のケアやライフイベントに合わせながらも、地域社会に参加することで、収入だけでなく人とのつながりや自己実現の可能性を得られます。
地域でのキャリアは、女性の“生き方の自由”を広げる戦略のひとつなのです。
