こんにちは、仁蓉まよです。助産師として女性のライフサイクルを支援してきた私にとって、更年期という時期はとても大切なテーマです。更年期は医学的には閉経前後の数年間を指しますが、単にホルモンの変化だけでなく、キャリアの転機や家庭環境の変化とも重なる時期なのです。この記事では、更年期とキャリアが交差する場面にある課題と可能性についてお話しします。
心身の変化」がキャリアに影響する
更年期にはホットフラッシュ、睡眠障害、気分の浮き沈みといった症状が現れる方が少なくありません。これらは本人の意思とは関係なく起こるものであり、キャリア形成において「集中力が続かない」「疲れが取れない」といった悩みに直結します。周囲の理解が乏しい場合、能力の問題と誤解されることもあり、働き続ける自信を失う女性もいるのです。
更年期は「キャリア再設計」の契機になる
一方で、更年期は“キャリアの再設計”を考える貴重なタイミングでもあります。子育てや家庭の役割が落ち着き、自分のための時間を持ちやすくなる方も多い。新しいスキルを学んだり、起業や転職に挑戦したりする女性が増えているのもこの時期の特徴です。身体の変化をきっかけに、自分の働き方や生き方を見直すことは、むしろ強い選択肢につながるのです。
更年期の従業員を抱える企業が担うべき「環境づくり」
更年期とキャリアを両立するためには、本人だけでなく企業の理解と支援が欠かせません。休暇制度や柔軟な働き方の導入、医療・カウンセリングへのアクセスを整えることで、女性は安心して能力を発揮できます。更年期は誰にでも訪れる普遍的なライフイベントであり、これを前提にした環境整備こそ、企業の持続的な成長に直結すると私は考えています。
「更年期を語れる社会」が未来を変える
更年期は決して“ネガティブな時期”ではありません。むしろ、人生後半のキャリアを豊かにするためのスタート地点です。しかし、語りにくさやタブー視が依然として根強いのも事実。社会全体で「更年期は自然なプロセスであり、働き方や生き方を再定義できる機会」であると認識できれば、女性はもっと自由に未来を描けるはずです。
