こんにちは、仁蓉まよです。
私は助産師として女性のライフステージを支える一方で、大丸梅田店 婦人服部門でのイベントプロデュースにも携わってきました。医療とファッションという一見異なる世界に関わってきて強く感じるのは、「ファッションは単なる装いではなく、その人の意思決定を可視化する行為である」ということです。
本稿では、女性の自己表現と人生の選択におけるファッションの役割を、マーケティングや社会的視点から考えてみたいと思います。
装いは“選択”の最初の一歩
日々の服装を選ぶことは、無意識に「自分はどう在りたいか」を問いかける行為です。
医療の現場で出会った女性たちも、婚活やキャリアの岐路に立つ女性たちも、外見を整えることによって自己効力感を高め、未来の選択肢を広げてきました。
つまりファッションは、自己肯定感を内面から引き出すだけでなく、人生における意思決定を後押しする大切な“初期投資”なのです。
ファッションは「戦略」である
たとえば婚活市場においては、服装ひとつで相手に与える印象が大きく変わります。
またビジネスシーンでは、自分をどう見せるかが交渉力や信頼感に直結します。
これは単なる「おしゃれ」ではなく、社会的に自分の立ち位置を戦略的に設計する行為と言えるでしょう。
ブランド選びや色使いに込める意図は、まさにその人の価値観や未来への意志表明なのです。
“選ばれる”から“選ぶ”へ──ファッションの進化
かつて女性のファッションは、社会や男性から「どう見られるか」を前提にしていました。
しかし現代女性の装いは、自分の人生を「どう選ぶか」を基準に変化しています。
自己表現のツールとしてのファッションは、外部からの評価に従属するものではなく、自らの未来を切り拓く力を持つものへと進化しているのです。
企業と行政が支援すべき“見た目の意思決定”
ファッションや美容を支援することは、決して贅沢や表面的なことではありません。
見た目を整えることは、人生を取り戻すための行為であり、女性が自己決定を実行するための環境整備でもあります。
行政が就労支援の一環として服装や身だしなみをサポートしたり、企業が「選べる服」を提供することは、社会的にも大きな価値を持つのです。
