〜「どうせ私なんて」の奥に隠れていた、本当の気持ち〜
AIONGATE共創パートナー、安心設計家のやすかです。
今回は、私自身の体験を通して、日々の出来事を違う角度から見つめたときに気づいたことをお届けします。
「どうして、私が欲しいものだけ手に入らないんだろう?」
以前の私は、本気でそんなことを思っていました。
欲しいものは、いつも誰かの手に渡ってしまう。
「また、私が我慢するんだ。」
「どうして、いつも私ばっかり?」
「私の気持ちは、誰もわかってくれない。」
表向きはニコニコしているのに、心の中には寂しさや不満がいっぱい。
でも、あるとき、ふと思ったのです。
「あれ? 私、ちゃんと『欲しい』って言ったことあったかな?」
…ない。
一度も言っていなかったかもしれない。
その瞬間、ずっと誰かのせいだと思っていた出来事の見え方が、ガラリと変わったのです。
「いい人」でいたかった私
本当は欲しい!
でも、誰かが欲しそうにしていたら、
「私はいいよ。」
「どうぞ、どうぞ。」
と、笑顔で譲っていました。
だって、遠慮した方が「いい人」だと思ってもらえそうだから。
嫌われたくない。
わがままだと思われたくない。
「自分の気持ちを優先するなんて、なんだか申し訳ない。」
いつの間にか、そんな思いが当たり前になっていました。
でも、本当はちょっと期待していました。
「えっ! 本当にいいの?」
「あなたも欲しかったんじゃない?」
そう気づいてほしかった。
できれば、
「あなたが先にどうぞ。」
なんて言ってもらえたら、もっと嬉しい。
ところが、相手は嬉しそうに、
「ありがとう!」
と受け取っていく。
「えっ! 本当に持ってっちゃうの?」
いやいや、ちょっと待って!
一回くらい遠慮してくれてもよくない?(笑)
いい人でいたかったはずなのに、心の中では不満でいっぱい。
なんとも矛盾した、ちょっぴり腹黒い私がいました。
でも、今ならわかります。
私が本当に欲しかったのは、目の前の「もの」だけではなかったのです。
「あなたはどうしたい?」
そう聞いてもらえること。
「あなたの気持ちも大切だよ。」
そう感じられること。
本当は、私だって大切にしてほしかった。
そんな願いが、心の奥に隠れていたのかもしれません。
「言わなくてもわかってほしい」という期待
以前の私は、欲しいものが手に入らないのは、誰かのせいだと思っていました。
でも、違う角度から見てみると、
誰かに「持っていかれた!」と思っていたものを、自分から「どうぞ」と譲っていた。
しかも、相手は私が欲しかったことさえ、知らなかったのかもしれません。
「なんで分かってくれないの?」
そう思っていたけれど、そもそも私は伝えていなかった。
そんな自分の茶番劇に、思わず笑ってしまいました。
でも、笑ったあと、ふと考えたのです。
どうして私は、こんなにも自分の気持ちを言えなかったんだろう?
「欲しい」と言ったら、嫌われる?
「私も」と言ったら、わがままになる?
でも、誰がそう決めたんだろう。
私は、誰かに我慢させられていると思っていたけれど、自分の気持ちを後回しにすることが、いつの間にか当たり前になっていました。
「いい人」でいるために、本当の気持ちを置き去りにしていたのです。
誰かを大切にしているつもりで、自分だけを、その輪の外に置いていた。
そう気づいたとき、少し切なくなりました。
でも、あの頃の私にも、そうする理由があったんですよね。
誰かに嫌われたくなかった。
人とのつながりを失いたくなかった。
精一杯、自分を守ろうとしていたのだと思います。
だから、そんな過去の私も否定しなくていい。
今では、ちょっと不器用だった私も、愛おしく感じています。
「察してほしい」から「自分の言葉で伝える」へ
仕事でも、日常の人間関係でも、似たような場面はありませんか?
本当は手伝ってほしいのに、「大丈夫です」と答えてしまう。
本当は挑戦してみたいのに、ほかの人に機会を譲ってしまう。
本当は寂しいのに、「平気だよ」と笑ってしまう。
そして、心の中では、
「どうして私にはチャンスがないんだろう?」
そんなふうに感じてしまう。
以前の私も、そうでした。
でも、今は思います。
自分の望みを伝えることは、誰かの望みを奪うことではない。
「私もやってみたいです。」
「少し手伝ってもらえますか?」
そんな一言から、新しい関わり方や可能性が生まれることもあります。
もちろん、思い通りになることばかりではありません。
それでも、自分の想いを伝えるという選択肢がある。
誰かを大切にすることと、自分を大切にすることは、決して反対のことではないのです。
「どうせ手に入らない」と諦める前に、
「私は、本当はどうしたい?」
と、自分に問いかけてみる。
そして、自分の望みを受け止め、言葉にしてみる。
そんな小さな選択から、人との関わり方も少しずつ変わっていくのだと感じています。
変わらないのは、毎日? それとも、私が見ていた世界
「いつも私ばっかり」
「どうせ私にはチャンスがない」
「何も変わらない」
そんなふうに感じていた毎日。
でも、変わらなかったのは、目の前の出来事だけではなく、私自身の受け取り方や選び方だったのかもしれません。
誰かが変わるのを待たなくてもいい。
誰かに気づいてもらうのを待たなくてもいい。
まずは、自分が自分の気持ちに気づいてあげること。
AIONGATEが大切にしている、本来の自分を知り、魅力や可能性をひらいていくこと。
捉え直すことで、今まで見えていなかった自分の想いや選択肢に気づくことがあります。
そして、これまで我慢してきた自分を責める必要もありません。
あの頃の私には、そうする理由があったのです。
「いい人」でいようと頑張ってきた私も、大切な私の一部。
誰かに嫌われたくなかった私も。
誰かを困らせたくなかった私も。
本当は気づいてほしかった私も。
精一杯、自分を守ろうとしていた。
だからこそ、今度は、その優しさを自分にも向けてあげる。
そして、これからも同じ選び方を続けるかどうかは、自分で決めていい。
あなたにもありませんか?
本当は「やりたい!」「挑戦したい!」と思っていたのに、つい「私はいいです」と言ってしまったこと。
そんなときは、自分に問いかけてみてください。
「本当はどうしたい?」
「私は何を望んでいる?」
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
小さな心の聲(こえ、声)に気づき、なかったことにせず、そっと受け止める。
そこから、今までとは違う選択肢が見えてくるかもしれません。
誰かに選ばれるのを待つのではなく、まずは、自分が自分自身を選んであげる。
「私は、こうしたい」
その一言を、自分に許してあげる。
自分の中にある小さな願いは、わがままではありません。
ずっと大切にしてほしいと願っていた、自分自身からのサイン。
その聲(こえ、声)を、なきものにしないで、丁寧にすくい上げてみる。
あなたの中の『わたし』は、今、何を伝えようとしているのでしょうか?
